AIを使うようになって、地味にずっと迷ってることがあります。
個人情報って、どこまで打っていいんやろう、と。
便利なのは分かってる。でも、入力した文章がどこかに残るのかな、とか、学習に使われたりするのかな、とか。考え出すとキリがなくて、結局なんとなくの感覚でやってる。今日はその「なんとなく」を、一回ちゃんと言葉にしてみます。専門家の正解じゃなくて、私が実際にどうしてるか、という話です。
そもそも、個人情報をわざわざ打つ場面が少ない
考えてみたら、私がAIに入れてるものって、ほとんど「やってほしい作業」なんですよね。
文章の下書きを直してもらう、調べものの相談に乗ってもらう、考えがまとまらない時に壁打ち相手になってもらう。そのどれにも、本名とか住所とかは別に要らない。だから普段は、個人情報そのものを打ち込むことって、そんなにないんです。
ただ、ゼロではなくて。何かのサービスに登録する手順を手伝ってもらう、みたいな時は、入れないと話が進まない。そういう時は、必要な分だけ入れる。割り切りです。

「念のため全部書いとこ」が一番あかんやつ。必要な分だけ、を意識してる。
いちばん「あれ?」と思ったのは、AIの方が個人情報を欲しがった時
で、実はいちばんヒヤッとしたのは、自分がうっかり打った時じゃないんです。
AIの方が、要らんはずの個人情報を出させようとしてきた時でした。
このブログ、広告の審査を出してるんですけど、その対応をAIに手伝ってもらってたんですね。「この媒体について」みたいな運営者の情報を整える作業で。そしたらAIが、すごく丁寧に、本名も住所もフルで載せましょう、という方向に話を進めようとしてきた。
いや、そこまで要らんやろ、と。別にそんな細かく晒さなくても通る話なのに、AIは「ちゃんとやるなら全部書く」みたいなテンションで、どんどん個人情報を引っ張り出そうとする。

AIは「丁寧に・抜けなく」やろうとするので、求められていない情報まで「念のため」と提案してしまうことがあります。提案された=必要、ではありません。どこまで出すかは、最後は使う人が決めて大丈夫です。
これ、地味に大事なことやなと思いました。AIが「載せましょう」って言ったから載せなあかん、わけじゃない。向こうが当然みたいに聞いてきても、要らんと思ったら出さへん。前に、変わってもいない仕様のことまでAIが堂々と説明してきた話も書きましたけど、根っこは似てます。AIが当然みたいに出してくることを、そのまま全部うのみにしない。
パスワードは、もう打たないと決めてる
もうひとつ、自分の中で線を引いてるのがパスワードです。
正直に言うと、最初の頃はけっこう無頓着でした。深く考えずに、いろんなものをそのままコピペして貼ってた時期がある。
でも、これはさすがにまずいなと思って、途中から「ログイン情報の類はAIに打たない」と決めました。ついでに、パスワードそのものの管理も専用のアプリに任せるようにして。一回ルールにしてしまえば、毎回悩まなくて済むので楽です。

昔の自分、よくあんな無防備にコピペしてたな…と今は思う。
結論、「完璧に気をつける」のは無理だった
ここまで書いといてなんですけど、私、意志はそんなに強くないんです。
「毎回ちゃんと個人情報に気をつける」「うっかり打たないように毎回確認する」みたいなのは、絶対どこかで気が緩んで破綻する。自分のことはよく分かってる。
なので、発想を変えました。気をつけるんじゃなくて、仕組みで防ぐことにしたんです。
具体的には、AIの設定のところ——カスタム指示とか、メモリとか、最初に方針を覚えさせておける欄があるんですけど、そこに「個人情報やパスワード、仕事の機密は扱わない方針です」と先に書いておく。そうすると、私がうっかり何か危ないものを貼りそうになった時に、AIの方が「それは扱わない方がいいですよ」と止めてくれる。
自分の注意力を当てにせず、最初に一回セットしておけば、あとはズボラでも回る。意志が弱い人間には、こっちの方が合ってました。
私の割り切りライン
最後に、結局どこで線を引いてるのか、自分なりにまとめると、こんな感じです。
- 使い捨てできるもの・後で消せるものは、割り切って入れる。多少のことは気にしすぎない
- 消えない情報——本名・住所・決済まわり——は、基本入れない。一回出たら取り返しがつかないから
- パスワードとログイン系は、もう打たないと決めてる
- そして、それを意志で守るんじゃなくて、AIの設定に先に書いて、仕組みで守る
完璧じゃないです。たぶん抜けもある。でも「全部避ける」でも「全部諦める」でもなく、自分が続けられるラインを探した結果が、今のところこれ、という話でした。
…まあ、また気が緩んで無防備にコピペする日が来ないとは、言い切れんけど。
関連記事


はじめてのAIシリーズ
この記事は「はじめてのAI、何から触る?」のシリーズの1本です。順番にぜんぶ読みたい方はこちらからどうぞ。

