課金した週に、いちばんモヤっとしたことがあります。
金を払ったのに、上限がすぐ来る。
無料の時はそんなに困ってなかったのに、有料にした途端「しばらく使えません」が出る。損した気分でした。前に「1日でプランを上げた」話を書きましたけど、あの時の私は理由が分かってなかったんです。
使いすぎやなくて、頼み事が重かった
今なら分かります。私は使いすぎてたんやなくて、重い頼み事ばっかりしてたんです。
無料の頃は、聞きたいことを聞いて、返事を読んで、終わり。それが有料にした途端、「これやっといて」「ついでにこれも調べて」「画面見て進めて」みたいな、作業系の頼み方に変わりました。金を払ったんやから元を取ろう、という貧乏性です。
で、ここが落とし穴でした。おしゃべりと作業は、見た目が同じ一行でも、裏でAIが動く量がぜんぜん違う。

「ちょっとこれやっといて」の「ちょっと」が、ちょっとやなかった。
重さは「裏で何往復するか」で決まる
私の理解はこうです。AIへの頼み事の重さは、こっちが打った文字の長さやなくて、AIが裏で何回動くかで決まる。
「今日の夕飯、何がええと思う?」は、読んで、答えて、一往復。軽い。
「この長い記事を要約して」は、読む量が多いぶん重くなる。画像を渡すのも同じで、読ませる量に比例します。前に「一度に扱える量には上限がある」の話で書いたマグカップのやつです。
「調べて答えて」は、裏で検索して、読んで、まとめて、答える。見えへんところで何往復かしてる。
そして一番重いのが、「画面を見ながら自動で進めて」みたいな全自動系。こっちは一言頼んだだけでも、AIは裏で「見る、判断する、動かす、また見る」を何十回と繰り返します。1回の頼み事に見えて、中身は何十往復。
私が「上限すぐ来るやん」と怒ってた日は、ほぼこの一番重い帯を触ってた日でした。使いすぎやなくて、重い帯の住人になってただけ。

私、ジョッキで頼んでたのに「ひと口しか飲んでへん」って言うてたんやな。
私の体感の順番(数字は無い)
正直に言うと、1回の頼み事でどれだけ減るかのメーターは、画面のどこにも出ません。だから数字では言えません。体感で、軽い順に並べるとこうです。
- 軽い:単発の質問、雑談、短い文章の手直し
- 中くらい:長い文章の要約、画像を読ませる(量に比例)
- 重い:調べ物込みの質問、長い文章を一から書かせる
- 一番重い:画面を見ながら自動で進める、何ステップもある作業をまとめて任せる
「重い」から悪いんやなくて、重いことをさせてる自覚があるかどうか、の話です。自覚があれば「今日はジョッキの日」と思って使えるし、無ければ「なんで?」だけが残る。
もう一個の重さ、会話の長さ
これ、気づくのに時間かかりました。軽い壁打ちのはずやのに上限が来る日があったんです。作業系は何も頼んでへんのに。
理由は、会話が長かった。
AIは、返事をするたびに、その会話を最初から読み直してるみたいなんです。だから同じ「ふんふん、それで?」の一往復でも、会話の前半と後半では重さが違う。後半になるほど、1往復が静かに重くなる。
前に「AIは前の会話を持ち越せない」と書きましたけど、あれの裏返しです。持ち越せないからこそ、毎回読み直す。読み直すから、長いほど重い。
ほんで、どうしてるか
対策は2つで、どっちも地味です。
1. 話題が変わったら、新しい会話にする。 夕飯の相談の続きで仕事の文章を頼まない。それだけで、後半の重さがリセットされます。
2. 長い話を続けたい時は、要点だけ持って引っ越す。 「ここまでの話、要点だけまとめて」と頼んで、それを新しい会話に貼る。全部は持っていけません。要点だけ。
ここで白状しときますけど、これ、完全な解決やないです。会話を切ったら、AIがこっちの事情を分かってくれてた感じも一緒に切れる。読み直してるから話が通じてたわけで、軽さと話の通じやすさは、同じ財布から出てるんです。どっちかを取るともう片方が減る。
てか、これに気づいた時が一番しんどかったです。テクニックで解決する話やと思ってたのに、構造の話やった。

長話は贅沢品、と思うことにした。
つまり
課金したのに上限がすぐ来るのは、使いすぎやなくて、重い頼み方をしてる日が多いだけ。重さは見た目やなく、裏で何往復するか。そして会話が長いほど、1往復が重くなる。
メーターは無いので、数字で管理するのは最初から無理です。できるのは「今日はジョッキの日やな」と自覚することと、話題が変わったら新しい会話にすること。それだけで、モヤりはだいぶ減りました。
減っただけで、無くなってはないですけど。
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