AI に質問するとき、「書き方」で答えの質がけっこう変わる、という話を前にも書きました。
最近、それをもう一歩進めて、 質問の文章そのものを、AI に作ってもらう ようにしたら、返ってくる答えがぐっと良くなりました。
今日はその話を。
自分で質問を書くと、だいたい何か抜ける
自分で AI に質問を書くとき、私はよく、大事なところを書き忘れます。
- 前提(何のために、どういう状況で聞いてるか)
- 条件(長さ、形式、トーン)
- どう答えてほしいか(箇条書きで、とか、3つだけ、とか)
このあたりが抜けると、返ってくる答えも、ふわっとしたものになりがち。で、「そうじゃないんよな」と、何度も聞き直すことになります。
そこで、「質問文を作って」と頼んでみた
あるとき、ふと思いついて、片方の AI(Claude)に、こう頼んでみたんです。
「この文章を、別の AI にチェックしてもらいたい。いい聞き方の文章を作って」と。
そしたら、こんな質問文を作ってくれました。

Gemini にはこう聞くといいですよ。下のテキストを、そのままコピペして使ってください。条件と、答えの形を、先に決めておくのがコツです。
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ここからコピペ
次の文章を、初めて読む人の目線で、
分かりにくい箇所を「3つだけ」挙げてください。
それぞれ、なぜ分かりにくいかと、直し方もセットで。
【ここに、見てほしい文章を貼る】
ここまでコピペ
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自分では、ここまで条件を整理して書けてませんでした。「3つだけ」「初めて読む人の目線で」みたいな指定が、自然に入ってる。しかも 「ここからコピペ」「ここまでコピペ」と、そのまま貼れる形 で出してくれるので、迷わずそのまま使えます。
それを、別の AI に投げてみたら
で、その質問文を、そのまま別の AI(Gemini)にコピペして投げてみました。

分かりにくい箇所は3つあります。1つ目は、専門用語が説明なしで出てくる点。2つ目は、一文が長すぎるところ。3つ目は、結論が後ろすぎる点です。
一発で、欲しかった形の答えが返ってきました。聞き直す手間がほぼゼロ。
やってることは、 「AI に頼む前に、AI に頼み方を聞いた」 だけ。それだけで、こんなに変わるんやなと、ちょっと驚きました。
これ、「監査」と「会議」みたいに、2種類ある
使っていて気付いたんですが、AI の組み合わせ方には、 大きく2種類 ある気がします。
- 「監査」型(絞る): 片方に鋭い質問を作らせて、もう片方から、ピンポイントで精度の高い答えを引き出す。今日の話はこっち。
- 「会議」型(広げる): 2つの AI に意見を往復させて、揉んでもらう。思いがけないアイデアまで拾える。(これは別の記事に書きました)
監査は、論点を決めて、きっちりチェックしてもらう感じ。会議は、ゆるく投げ合って、誰かが「そういえば」と言い出すのを待つ感じ。
シャープな答えが欲しいときは「監査」、視野を広げたいときは「会議」。 欲しいもので、組み合わせ方を変えればいい んやなと思いました。
難しいことはしてない。一手間、足すだけ
「AI に質問を作らせる」と書くと、なんだか難しそうに聞こえますが、やることは単純です。
本題を聞く前に、一回だけ「これ、どう聞いたらいい答えが返ってくる?」と、AI 自身に聞いてみる。それだけ。
プロンプトの型を覚える必要も、特別なツールも要りません。 質問を磨く作業を、AI に手伝ってもらう。たった一手間ですが、私はこれで、無駄な聞き直しがずいぶん減りました。

AI に頼む前に、AI に頼み方を聞く。これだけで、こんなに変わるとは
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はじめてのAIシリーズ
この記事は「はじめてのAI、何から触る?」のシリーズの1本です。順番にぜんぶ読みたい方はこちらからどうぞ。

