AIの答えって、自信ありそうに見えるときほど、たまに堂々と間違ってますよね。
最近、質問の頭に一言足すだけで、あの「堂々とした間違い」が減った気がしています。
その一言はこれです。

調べてから答えて。
それだけ。呪文でもなんでもない。
何が変わったか
最初に気づいたのは、答えの「顔」が変わったことでした。
一言を足す前は、こんな感じでした(会話は毎回少しずつ違うので、以下はよくあるパターンの再現です。逐語のログではありません)。

このアプリって無料でどこまで使えるん?

無料プランでは基本機能をすべてご利用いただけます。
……で、この「すべて」が、後で調べたら全然すべてじゃなかったりする。悪気なさそうに、スラスラ間違える。
一言を足した後は、だいたいこんな返り方になります。

調べてから答えて。このアプリって無料でどこまで使えるん?

検索しました。公式サイトの料金ページによると——。なお、無料枠の具体的な回数については記載を確認できませんでした。
私が一番おっと思ったのは、「確認できませんでした」が出てくるようになったことです。
前は、確認できてないところも、それっぽい言葉で埋まってた。今は、埋まらずに「ここは確認できてない」って残る。あと、答えに「どこを見たか」(公式サイトのどのページ、とか)が付いてくるようになりました。
答えが賢くなったというより、答えが正直になった感じです。
私の使いどころ
とはいえ毎回は足してません。毎回検索されると会話のテンポが死ぬので。
私が足すのは、「あとで自分が行動する質問」のときです。買う・設定する・手続きする系。答えを信じて動いた後に間違いが発覚すると被害が出るやつ。逆に雑談やアイデア出しには足しません。あれは埋めてもらってなんぼなので。
前に、AIにAI自身の仕様のことを聞いたら、変わってない仕様まで「変わりました」って説明されたことがあって(あのときは公式で裏取りして事なきを得ました)、それ以来「AIの答えを信じて動く前」だけは疑う癖がついてます。この一言は、その疑う作業の半分を最初からAIにやらせとく、みたいな位置です。

たぶん、こういうことなんだと思う
AIって、聞かれたら何か答えようとするんですよね。手元に材料がなくても、それっぽく埋めて答えられてしまう。それが得意すぎるのが、たぶん問題で。
「調べてから答えて」は、その順番を変える一言なんだと思います。先に材料を取りに行かせる。材料が見つからなかったら「見つかりませんでした」になる。埋める前に、取りに行く。
賢い使い方というより、AIの「とりあえず埋める」癖への、私なりの応急処置です。
正直に言うと、万能ではないです
これを書くと「それで全部解決」に見えそうなので、外れた話もしておきます。
調べた先が間違ってることがある。 検索で拾ってきた記事が古かったら、古い情報を自信持って答えてきます。取りに行かせても、取ってきた材料までは保証されない。だから大事なお金の話は、結局最後に自分でも裏を取ります。そのやり方は前に書いたこれです。

「らしいです」が増える。 断定が減るぶん、歯切れは悪くなります。最初はちょっと物足りない。でも考えたら、前の歯切れの良さは間違いごと歯切れよく言うてただけなので、あれに戻りたいかというと、戻りたくない。
答えの判断が、自分の手に戻ってくる
大事な質問の前に「調べてから答えて」。私が今持ってる中で、いちばん元手のかからない自衛です。
足しても間違うときは間違う。でも「どこまで確認できたか」が見えるようになるだけで、AIの答えを信じる・信じないの判断が、自分の手に戻ってくる感じがあります。
答えてもらう前に、取りに行かせる。順番だけの話でした。

