AI に役割を頼むとき、「キャラ」まで足すと返事が変わった話

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前に、「AI に役割を与えると、効くタイプと効かないタイプがある」という話を書きました。

今日はその続きで、 役割に「キャラ(人柄)」まで足すと、どうなるか を試した話です。これが、思った以上に変わって面白かった。

「役割」だけより、「キャラ」まで足してみる

前回試したのは、「プロの編集者として」みたいに、 役割 を与えるやり方でした。

今回はそこに、 人柄(キャラ) を足してみます。たとえば、こんなふうに。

  • 優しく教えてくれる先生として、この文章を見て」
  • 厳しめのベテラン編集者として、この文章を見て」

同じ「文章を見て」でも、頭に付ける人柄を変えるだけ。それで返事がどう変わるか、やってみました。

同じお願いなのに、態度が全然違う

まず、「優しく教えてくれる先生」バージョン。

gemini
gemini

いいと思いますよ!ここをこう直すと、もっと読みやすくなります。焦らず、一緒に整えていきましょうね。

やわらかい。寄り添ってくれる感じです。

次に、「厳しめのベテラン編集者」バージョン。同じ文章です。

gemini
gemini

まだ甘いですね。この一文は無くていい。言いたいことを、最初の一行で言い切りなさい。話はそれからです。

…ビシッと来ました(笑) 同じ指摘でも、 言い方の温度が全然違う。中身は近いのに、受け取る感じがここまで変わるとは。

これも、AI によって効き方が違う

前回と同じで、 このキャラ付けも、AI によって効き方が違いました

Gemini は、人柄を指定すると、わりとしっかり「なりきって」くれる。優しくも厳しくも、ぐっと寄せてくる。

Claude は、もともとこっちの文章から空気を読む傾向が強いので、キャラを足しても、差は控えめ。前に「役割よりゴール」と言われた、あの感じです。

なので、ざっくりした使い分けはこう。 キャラ付けで遊べるのは、主に GeminiClaude には、キャラを盛るより、やってほしいこと(ゴール)を素直に渡す方が早い。同じプロンプト術でも、相手で効きどころが違うんですよね。

「二段重ね、効くん?」と AI 本人に聞いたら

ちなみに、ふと気になって、Gemini 本人に聞いてみました。「役割とキャラ、二段重ねした方が効くん?」と。

gemini
gemini

はい、効果は高まります。役割に加えて人柄まで指定すると、応答がより一貫しますし、重ねるほど「らしさ」が強く出ます。

自信満々に「効きます」と言うてました。…でも、ここで一回、立ち止まります。

これ、よく考えたら、 AI が、自分の効果を、自分で申告してるだけ なんですよね。前に「AI はもっともらしく言い切る」話を書きましたが、まさにそれ。本当に二段重ねが効いてるのか、”効くと言ってるだけ”なのか、 AI の自己申告だけでは分からない

なので、私はこう割り切ってます。AI の「効きますよ」は話半分で聞いて、 自分で両方試して、返事の感じが良かった方を使う。結局、自分の体感が、いちばんの物差しです。

「キャラ名」でもいい。ただし条件がある

「じゃあ、好きな漫画やアニメのキャラ名で頼んだらアカンの?」と思いますよね。

結論から言うと、 キャラ名でも大丈夫 です。ただし、ひとつ条件があって —— そのキャラを、AI が正確に分かっているかどうか

誰でも知ってる、性格の輪郭がはっきりしたキャラなら、名前ひとつで、濃いキャラがそのまま伝わります。むしろ効率的。

実際に、試したことがあります。誰でも知ってる、 決め台詞のあるドラマの主人公 を、キャラとして指定してみたんです(作品名は、まさにこの記事の趣旨なので伏せますね)。

そしたら AI が、その人の 決め台詞そのままの口調で、ビシッと返してきた。思わず笑いました。みんなが同じイメージを持ってる有名キャラなら、AI もここまで正確に”なりきる”んやな、と。

でも、マイナーなキャラや、人によってイメージが割れるキャラだと、AI が「たぶんこういう人やろう」と 違う型で埋めてしまって、狙いとズレます。(AI が、知らないところを、それっぽく埋めてしまうクセについては、別の記事にも書きました)

だから判断基準は、 「そのキャラの人柄を、AI と自分が、ちゃんと同じように分かってそうか」。分かってそうなら名前で、あやしいなら「○○なタイプ」で頼む。

  • 「厳しめのベテランタイプ」
  • 「優しく寄り添う先生タイプ」
  • 「冷静で先を読む参謀タイプ」

ちなみに、このブログみたいに人に見せる文章で例を出すときは、特定の作品名は避けて「タイプ」で書くのが無難です。著作権的にも安心なので、私はそうしてます。

あと、盛りすぎ注意。キャラを濃くしすぎると、演技に気を取られて、肝心の中身がブレることもありました。 あくまで「味付け」くらい が、ちょうどいいです。

気分と用事で、キャラを着せ替える

今は、その時の用事で、キャラを着せ替えるようにしてます。

  • 厳しくチェックしてほしいとき → 「厳しめのベテランタイプ」
  • 落ち込んでて、優しく教えてほしいとき → 「優しい先生タイプ」

同じ AI でも、人柄を一言足すだけで、付き合い方の幅がぐっと広がる。役割の次は、キャラ。よかったら、軽い味付けから試してみてください。

yuki
yuki

役割に「人柄」を足すだけで、こんなに態度が変わるんやな

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