AIの返事の、最初の「わかります、それは大変でしたね」と、最後の「他にもこんなことができますよ」。あれに疲れてる人向けの話です。
結論から言うと、アプリの設定欄に一言書いたら、毎回言い直す手間が消えました。
毎回「短くして」って言うてた私
前に、AIの返事を短くするプロンプトの話を書きました。「男友達とのLINEみたいに返して」ってお願いするやつです。
あれ、効くんです。効くんですけど、ひとつ問題があって。新しい会話を始めるたびに、また言わなあかんのです。AIは前の会話を持ち越さないので、毎回リセット。気づいたら私、会話の一行目がいつも「短くして」でした。

本題より先に、返し方の注文から始まる関係って何なん。
設定欄に「一言」書ける場所がある
先に要点を言うと、ChatGPTには「カスタム指示」という設定欄があります。設定を開くと、「どんなふうに答えてほしいか」を書いておける場所がある。ここに書いた内容は、それ以降の会話ぜんぶに効きます。毎回言わなくてよくなる、というのはそういう仕組みです。
似た欄は他のAIにもあります。Geminiにも、Claudeにも、名前は違いますが「自分の前提や好みを覚えさせておく場所」がある。正直、私はしばらく存在を知りませんでした。
私が書いたのは、だいたいこういう一言です。
共感の前置きはなしで。男友達とのLINEみたいに、短く、客観的に。最後の提案もなしで。
これだけです。
書いた直後、返ってきたのは「了解。」
設定した直後、ちゃんと効いてるか聞いてみました。「設定、反映されてる?」って。
返ってきたのは、2行の短い説明でした。前なら、褒め言葉から始まって5行くらい説明して、最後に「ほかに調整したい点はありますか?」まで付いてきた場面です。
「おk、それくらいシンプルでいいw」と返したら、一言。
了解。
了解。それだけ。……ちょっと笑いました。今までの「わかります〜」は何やったんっていうくらい、あっさりした返事。でも、これでいいんです。これがよかったんです。
ほんまの収穫は、便利さより「安全装置」やった
最初は省力のための設定だと思っていました。でも使っているうちに、もうひとつの意味に気づきました。
素のAIは、こっちの意見にかなり肯定寄りで返してきます。「いいと思います」が先に来る。それが続くと、自分の考えが合ってるのか、ただ同意されてるだけなのか、分からなくなってくるんです。肯定ばっかりやと、自分の間違いに気づく機会がない。
「客観的に」と設定に書いたのは、結果的に、そこへの安全装置になっていました。同意しかしないAIをめぐっては、海外で公的な問題としてとり上げられる動きも出ているそうです。重い話はここではしませんが、「気持ちよく同意され続けること」は、たぶん便利とは別のものです。
便利のための一言のつもりが、自分を客観的に見てもらうための一言でした。
設定は一言でいい
長いルールを書き込む必要はなくて、まずは一言でいいと思います。「短く」でも「前置きなし」でも、自分が毎回言い直してることを、そのまま。
毎回言うてたことを設定に引っ越しただけで、会話の一行目が本題から始まるようになりました。

注文の多い客やめて、常連になった気分やな。
関連記事


