半年寝かせて2ヶ月で着地、Claude と Gemini の2本柱に落ち着いた話

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Pixel 10 Pro XL を発売日に買ってから、もう9ヶ月くらい経ちました。

買ってから気付いたんですけど、Pixel には Gemini Pro(有料プラン)の半年無料が付いてくる、というキャンペーンも当時動いていました。せっかく付いてきた無料権をなぜか そのまま半年寝かせて、今年(2026年)の春にようやく起動。その直後、どういう流れか Claude にも課金していて、そこから今で約2ヶ月。Cursor を試して撤退したり、Antigravity を見つけたり、いろいろあって、今は Claude(実装)と Gemini(壁打ち)の2本柱にきれいに落ち着いています。

「半年寝かせて、2ヶ月で着地」という、今振り返ると変な動き方をしていた、私の AI 選び全部書いてみます。

Pixel 10 Pro XL を発売日に買って、Gemini 半年無料を寝かせた話

話はちょっとさかのぼって、2025年8月末。

ちょうど Pixel 10 Pro XL の発売日に、私はそれを買っていました。買ってから気付いたんですけど、Pixel には Gemini Pro(有料プラン)の半年無料が付いてくる、というキャンペーンが付いてきていました。

普通だったら、もらえる無料はとっとと使うのが得です。でも私は 半年寝かせることにしました。

理由はちょっと小狡くて、次の Pixel 11 が2026年8月末あたりに出るだろうから、そのとき今の Pixel 10 を下取りに出してそのまま 11 に乗り換えたら、たぶんまた Gemini 半年無料がついてくる。半年 + 半年で 実質1年無料になるやろ、という計算でした。

IT系会社員が、家計の隅っこで小狡い計算してたんやな、と今書いてて思います。なんでこんなことに脳のリソース割いてたんやろ。

ともかく、Gemini Pro はその時点では 触らずに寝かせていた、というのがスタート地点です。

半年寝かせた Gemini を起こした直後に、Claude に即課金

Gemini Pro を寝かせたまま、AI 本命探しは別軸で時々やっていました。

候補は3つ。ChatGPT・Claude・Grok

それぞれ無料で軽く触ってはみたんですけど、決定打が出ないまま少しダラダラ眺めていました。Claude Code という名前は当時、私の中の本命候補にすら入っていませんでした。AI に対する解像度が低すぎて、「Claude」と「Claude Code」が違うものとして並んでいる時点で、私には区別がついていなかったんです。

転機は 2026年の春でした。

ちょうど Pixel から付いてきた Gemini Pro 半年無料が、寝かせ続けている間に そろそろもったいない時期に入っていて、いったん起動。それとほぼ同じタイミングで、X(旧 Twitter)のタイムラインを眺めていたら、何度か「Claude Code がすごい」「Claude Code じゃないと無理」みたいな話を見かけて、ようやく「Claude Code って何?普通の Claude と違うん?」と気になり始めました。

調べてみると、Claude Code は課金前提のツールということまではわかりました。

ここでいつもの私だったら、Amazon カートを何時間も眺めて結局買わないタイプなんです。あの日だけはなぜか違いました。

無料版の Claude を一瞬だけ試して、その日のうちに課金していました

普段の自分の動きと違いすぎて、後で「あれ、なんで即決したんやろ」と少し怖くなったくらいです。
(このときの課金プランの選び方は、後でしっかりミスっていることが判明します。それはまた別の機会に書きます)

ともかく、寝かせていた Gemini が起動して、その1週間以内に Claude にも課金していました。AI 本命は Claude、相方は Gemini、という今の構成は、ここから一気に動き出します。

Cowork → Claude Code → Cursor に浮気 →「これエディタやん」で帰還

Claude に課金して、最初は Claude Desktop(パソコン版のチャットアプリ)から触り始めました。

そこから、Cowork(パソコンの Chrome を AI が直接動かしてくれる機能)を知ります。Chrome のタブを AI が見て、ボタンを押して、検索して、というのを目の前で見てるのは結構面白くて、しばらくこれで遊んでいました。

Cowork を触っているうちに、X 経由で Claude Code にたどり着きます。ターミナル(黒い画面)で動くやつです。Cowork とは別の入口でしたけど、同じ Claude の名前がついているから、なんとなく繋がってるんやろうな、くらいの理解でした。

ここで Claude Code に本格的に触り始めた直後、X でまた別の話が流れてきました。

「Cursor もいいよ」

Cursor が何かはよく分かってなかったんですけど、なんか良いらしい、ということで素直にインストールしてみました。

触り始めて、拡張で Claude を入れられると知って、入れる作業をやりかけたところで、画面を見て手が止まりました。

「これ、エディタやん?」と。

私はエディタを使いたかったわけじゃなくて、AI と話したかっただけでした。コードを書くための画面が前面にドンと出ていて、そこに AI が住んでいる構造を見て、「私が欲しかったの、これとちゃう」と思って そこで離脱

そのまま、ターミナルの Claude Code に戻ってきました。

戻ってきて、しばらく使い続けているうちに、もう一個気付くことがありました。

私はずっと「Claude(チャット版)」と「Claude Code(ターミナル版)」を、なんとなく 別アプリとして頭の中で扱っていたんですけど、よく考えると同じ Claude ブランドの、役割違いの兄弟みたいな関係でした。

それと同時に、プロジェクトごとに「ゴール」と「ロードマップ」を持たないと AI とちゃんと話せない、ということにも気付き始めます。これは過去記事「Claude Codeで詰まった話 — AIエージェントは「土台作り」が9割だった」で書いた話に繋がります。

このあたりで、Claude 側はだいたい固まった、という感じでした。

Antigravity を見つけて Gemini も主戦力化、2本柱に着地

Claude 側が固まる頃には、起動済みの Gemini Pro 半年無料もちょうど触り始めていて、そっちも育てる番が来ていました。

最初は壁打ち(アイデア相談)用に使っていたんですけど、Claude でできていた ブラウザを直接動かす作業は、Gemini 単体ではできなくて、ずっとそこが片肺な状態でした。

そこで見つけたのが Antigravity(Google が出した AI IDE)です。

これを通すと、Gemini にも Claude の Cowork みたいなブラウザ操作能力が乗ります。Gemini 単体で詰まっていた部分がここで解消されて、私の中で Gemini が一気に主戦力に昇格しました(このあたりの体感は過去記事「Antigravity を1ヶ月使ってわかった、Gemini にとっての Cowork なんだなという話」にも書いています)。

そこから今に至るまで、私は 2本柱で運用しています。

私の Gemini は、ふだんはスマホ・Web 版で壁打ちとして使っていて、Chrome 操作系の作業を任せたい時だけ Antigravity 経由で動かす、という2段構えになっています。Claude と合わせると、こんな感じの使い分けです。

AI 担当 理由
Claude(Claude Code) 実装本体 ファイルを書き換えてくれる・git 管理と相性が良い
Gemini(スマホ・Web) 壁打ち・アイデア出し アカウント単位で会話履歴が残るからスマホ⇄パソコン横断◎
Gemini(Antigravity 経由) Chrome 操作系の作業 ブラウザを直接動かしてもらえる

自然にこうなったんですけど、意外と便利な使い分けです。

通勤の電車の中で「これどう思う?」みたいなことを Gemini に投げて、家に着いたら同じ会話の続きをパソコンで見て、Claude に「これ実装して」と頼む、みたいな流れができ上がりました。Claude も同じことをやろうとはできるんですけど、スマホ⇄パソコンの文脈引き継ぎは Gemini のほうがすんなり動く印象です(私の場合は、ですが)。

ここで最後にもう一つ、おまけの気付きを書いておきます。

最初の頃の私は、「全 AI が共通の記憶を持っていて、どの AI に話しかけても同じ前提から始まる仕組み」をいつか作りたいな、と思っていたんです。

理想形ではあるんですけど、自分で組もうとすると API の料金がそれなりにかかることも見えてきて、いったん手を止めました。

今はもっとアナログで、Google Keep のメモから手動でコピペして AI に渡す、というシンプルな運用に落ち着いています。

「凝った仕組みは今あえて止めてます」と書いたら矛盾していそうですけど、これでいいんやろなと思ってます。なんでも仕組み化すれば良いってもんじゃなかったです。

まとめ

私の流れ、整理するとこんな感じでした。

  • 2025年8月末: Pixel 10 Pro XL 発売日購入。Gemini Pro 半年無料は買ってから気付いた
  • 2025年8月末〜2026年春: 約半年寝かせる(次の Pixel 11 下取りで実質1年無料を狙う作戦)
  • 2026年春: 寝かせた Gemini を起こした直後、X 経由で Claude にも即課金
  • そこから約2ヶ月: Cowork → Claude Code → Cursor 寄り道 → 「エディタやん」で帰還
  • Antigravity で Gemini が主戦力化、Claude と Gemini の2本柱に着地

書いてみて改めて思うんですけど、Claude を触り始めてから着地まで わずか2ヶ月だったのに、その間に Cursor 寄り道とか結構な遠回りもしてた、という濃さでした。「半年寝かせて2ヶ月で着地」という極端な配分が、今振り返ると私らしいなと思います。

これから AI を本格的に触ろうとしている方は、私と同じ道は通らずに、いきなり Claude + Gemini の2本柱から入ってもいいかもしれません(あくまで、私の場合はそこに落ち着いた、というだけの話ですけど)。

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