「目標を決めてから AI に聞く」って、思ってたより大事だった話

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AI を使い始めたばかりの頃、私はよく「ぼやっとした相談」を投げていました。

「家計、なんとかしたい」「ダイエット、続かない」「片付け、苦手」みたいな。

返ってくる答えはどれも、なんとなく正しいんですけど、毎回バラバラで、 「で、結局どうしたらいいんだろう」 って感じで終わることが多かったんです。

最近になって、その理由が少しわかってきました。

私が AI に 「ゴール」を渡してなかった のが、たぶん原因です。

同じことを何回聞いても、毎回違う答えが返ってきた

たとえば、「家計を改善したい」と AI に相談したことが、過去に何回もあります。

ある日は「固定費を見直しましょう」と返ってきた。

別の日には「家計簿アプリで可視化しましょう」と返ってきた。

また別の日には「副業を検討するのも手です」と返ってきた。

どれもそれらしい答えなんですが、 毎回ぜんぜん違う方向 で、私はだんだん「で、どれを信じればいいんやろ」となっていきました。

「同じ AI に同じ相談してるのに、なんで毎回違うんだろう?」

しばらく謎だったんですが、ある日ふと気付きました。

私、 AI に「何を目指してるか」をちゃんと伝えてなかった んです。

「目標」を渡した瞬間、答えが収束し始めた

試しに、相談の頭に 「目標」だけ追加して みました。

「半年後までに、月3,000円くらい支出を減らしたい。家計、何を見直したらいいかな?」

すると、返ってきた答えがガラッと変わりました。

「半年で月3,000円なら、まずは固定費から切り込むのが現実的です。サブスク棚卸し→通信費→保険の順に見直しを進めるのが効率的です」

…めっちゃ具体的になった。

しかも、別の日にもう一度同じことを聞いてみたら、 答えの方向性が前回とほぼ同じ で、ブレが小さくなってました。

「あ、これ、目標を伝えてるかどうかで、AI の答えの安定度が全然違うんだな」

そんな気付きを得ました。

家計の話だけじゃなくて、 ブログの見出しを考えてもらうとき でも、同じことが起きました。

Claude くんに、ふんわり「この記事の見出し、なんか案出して」と聞くと、 毎回違うテイストの案 が返ってきます。あるときは煽り系、あるときは穏やか系、あるときは数字推し系。

でも、 「30代女性向けで、SNS 流入を狙いたい」 という目標を一行添えてから聞くと、その路線で 3〜5案 が返ってきて、選びやすくなりました。

テーマが変わっても、 「ゴールを一行渡すかどうか」で結果が変わる 構造は同じだったんです。

ゴールなしの AI は、毎回ゼロから考え直してる

考えてみたら当たり前なんですけど、ゴールを伝えてない状態で「家計改善したい」って言うと、 AI 側もどこに向かって答えればいいか分からない んです。

だから、

  • ある時は「節約」方向で答える
  • ある時は「収入増」方向で答える
  • ある時は「家計簿習慣化」方向で答える

…と、 AI 側が毎回違うアプローチを選んで 答えてくる。

これは AI が悪いんじゃなくて、 私の質問が抽象的すぎた だけです。

目的地が決まってないタクシーに「とりあえず走って」って言ってるのと、構造としては似てるかもしれません。

タクシーの運転手も、行き先を聞かれなかったら毎回違う道を走ります。

「で、どこ行くんですか?」って聞きたくなる側でした、私が。

ゴールがないと、AI に「流される」問題

もうひとつ、ゴール未設定でハマる失敗パターンがあります。

それは、 作業中に急に別のアイデアを思いついて、AI に投げてしまったとき に起きます。

ゴールを伝えてない状態だと、AI は私のアイデアに 「いいですね、その方向で進めましょう」 と、 あっさり方向転換 してきます。

ゴールがないから、 「今までの作業」と「新しいアイデア」のどっちが大事か、AI 側に判断基準がない んです。

結果、私は AI に流されるまま、 ふらふらと別の方向に進んでしまい、最初に何を目指してたのか分からなくなる、ということが何度かありました。

これ、 「なんでも言うこと聞いてくれる AI」が、悪い方向に作用するパターン だと思います。

ゴールなしだと、

  • 「それはやめた方がいいと思います」
  • 「いま進めてるこっちと、新しいアイデア、どっちを優先します?」

みたいな ブレーキの提案 が、AI から返ってこなくなります。

逆に、ゴールを伝えてあると、

「いいアイデアですが、現在の目標(月の固定費3,000円ダウン)には、こっちの方が直接効きそうです」

みたいに、 ちゃんと方向修正の提案 が返ってきます。

これは AI 側に判断基準を渡したからこそ、 「やめた方がいいかもしれません」が言えるようになった ということです。

例えるなら、

  • ゴールあり: 大阪→東京、ルートが違っても、ゴールが同じだから方向修正できる
  • ゴールなし: そもそも目的地がないから、AI が「東に向かいましょう」「いや、西に行きたい?」と、私の気分に合わせてふらふら進んでしまう

ゴールがあるだけで、AI は 「方向修正してくれる相棒」 になり、ゴールがないと、AI は 「なんでも言うこと聞いてくれるだけのお供」 になる。

これは結構大きな違いだと思いました。

ゴールあり/なしで、AI の答えがどう違うか

ちょっと整理してみました。

状態答えの特徴体感
ゴールなし毎回違う方向の提案・抽象度高い「で、結局どうすれば?」が残る
ゴールあり提案が収束する・具体度上がる「次の一歩」が見える

ゴールがない状態の AI は、 可能性をぜんぶ出してくれる ので、ある意味では親切なんです。

ただ、 使う側の私が「選びきれない」 ことが多くて、結局なにもしないまま終わることが多かった。

ゴールがある状態の AI は、 選択肢を絞ってくれる ので、 動き出しやすい 答えになる。

これは AI 側の性能が変わったわけじゃなくて、 私の質問の精度が変わっただけ なんだと思います。

ゴールは「ふんわり」でも全然 OK

ここで気になったのは、「ゴールって、ちゃんと細かく書かないとダメなんだろうか?」ということでした。

実際に何回か試した感じだと、 ゴールはふんわりでも全然 OK でした。

たとえば、

  • ❌「現状の問題を分析した上で、半年以内に純資産を10%増加させる戦略を構築したい」(細かすぎる)
  • ⭕「半年後にちょっと貯金増やしたい」(これでも十分機能する)

このくらいの粒度で十分。

要は、 「いま私はこっち方向に行きたいんよ」 という方角を AI に渡せれば、答えはガラッと変わります。

完璧なゴールを書こうとして「うーん…」と止まってしまうより、 ざっくりでもいいから方角を伝える ほうが、実用的だと思いました。

ゴールを決めると、質問の出し方自体が変わる

これ、もうひとつ面白い副作用があって、

ゴールを決めると、AI への質問の出し方自体が変わってくる んです。

ゴールなしのとき:

「家計、何とかならんかな」

ゴールありのとき:

「半年で月3,000円固定費下げたいんだけど、最初の一歩は何が効きそう?」

質問の精度が、 目に見えて上がってる のがわかります。

これは、AI に質問する技術が上達したんじゃなくて、 自分の中の「目的地」が明確になっただけ だと思います。

そして面白いことに、 自分の目的地が明確になると、AI に頼らず自分で答えが出る場面も増える んです。

「あれ、ゴールが見えてたら、これって自分で考えられるな」って気付くことが、ちょこちょこありました。

AI を使う前に、ふと立ち止まる10秒

最後に整理しておきます。

AI に何か相談する前に、 10秒だけ立ち止まって こう考えるのが、私の中ではかなり効きました。

「私、これで何を目指してるんだっけ?」

それがふんわりでも自分の中で言葉になったら、 その目標を一行、AI に渡してから 質問する。

ただそれだけのことなんですが、 返ってくる答えの質が、思ったよりずっと変わります

新しい AI ツールに乗り換えるより、 自分の質問の出し方を少し変えるほうが、効果が大きい こともあるんだな、というのが今回の小さな発見でした。

yuki
yuki

AI のせいやと思ってたけど、自分の質問が雑なだけやった

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