Gemini に「スキル」という機能が来たと聞いて、触ってみました。
結果から言うと、スキルは出来ていません。代わりに、お礼メールが1通出来ました。
先に結論
Gemini の「スキル」は、設定画面で項目を埋めるタイプではなく、チャットで「スキルを作って」と頼んで、会話で作る形でした。
そして、頼み方が中途半端だと、スキルの「設定」ではなく、その内容をその場で実行されます。私の場合は、Gmail の下書きが出来て「今すぐ送信しますか?」まで進みました。
送信ボタンの前で止まれたので、何も起きていません。でも、ちょっとヒヤッとしました。
どこにあったか
私が見つけたのは、Gemini の画面の上にある「チャット/Spark」の切り替えで、Spark(ベータ版)の方に入ったところです。
左のメニューに「ToDo リスト」「スケジュール」「スキル」「アプリ連携」と並んでいて、その「スキル」を押しました。
Spark は、Gmail やカレンダー、ドキュメントを動かしてくれるアシスタントらしく、最初の挨拶で「Workspace の情報を確認して、あなたに合わせたスキルを作る」と言われます。

設定画面やと思ってたのに、いきなり喋りかけられた。
「スキル」を押したら、チャットが開いた
スキルを押すと、新しいチャットが始まって、こう聞かれました。
- どんな処理や作業をするスキルか
- どんな言葉で呼び出したいか
- どんな形で出してほしいか(文章の形式など)
先に「どういうことができる?」と聞いてみると、議事録や週報の自動生成、文章の口調を揃える、データの集計、クイズ生成、といった例が返ってきました。
ここまでは、まあ分かる。
仕様を1行打ったら、メールが出来た
そこで、こう打ちました。
「お礼メールの叩き台」(口調:敬語・3行・件名つき)
私のつもりでは、これが「スキルの設定」です。お礼メールを頼んだら、敬語で3行、件名つきで出してね、というルールを登録したかった。
返ってきたのは、これでした。
はい、作成しました。今すぐ送信しますか?
下に Gmail の画面。宛先は「recipient」のまま。件名「本日の面談のお礼」。本文は3行の、ちゃんとしたお礼文。右下に「送信」ボタン。

作成しましたって、そっちちゃう。
ルールを登録したつもりが、そのルールで1通書いて、送る直前まで進んだ、ということです。
送信もキャンセルも押していない
正直に言うと、そのあと送信もキャンセルも押していません。画面を閉じてこれを書いています。
宛先が「recipient」のままなので、押しても多分どこにも届かないとは思います。でも「多分」で押す気にはなれませんでした。
スキルが本当に出来たのかも、まだ確認していません。
分かったこと
1. スキルは会話で作る。 設定画面を探しても見つからない。「スキルを作って」と話しかける。
2. 仕様だけ打つと、実行される。 「〜というスキルを作りたい」「まだ送らないで」と、作りたいのか・やってほしいのかを先に言わないと、やってほしい方に倒れる。
3. Spark は Gmail を動かせる側のアシスタント。 動かせるからこそ、「送信しますか?」まで一気に来る。
3つ目が、いちばん大事だと思っています。
これまで私が使ってきた AI の設定は、「毎回言い直さなくて済む一言」でした。それは文章を返すだけなので、間違えても読み直せば済みます。

Spark のスキルは、その先に「送る・予定を入れる」があります。間違え方の桁が違う。
AI にどこまで触らせるか、の線は前に書きました。今回のは、まさにその線の上でした。

次に試すとき
次は、こう打つつもりです。
お礼メールのスキルを作りたい。今はメールを書かないで。設定だけ。
これで「作成しました」が、スキルの方の作成になるのか。それはまた試してから書きます。

「作って」と「やって」、AI には同じに聞こえるらしい。
※ 画面や機能の名前は執筆時点(2026年10月・Spark はベータ版)のものです。アップデートで変わることがあります。

